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SPECIAL
INTERVIEW

​佐藤 英信​

システムデベロップメントカンパニー
執行役員

新卒で仙台のIT企業に就職後、サイバーエージェントに転職しチーフデザイナーに。その後、制作会社である株式会社ケット・シーを起業。後に、ディー・エヌ・エーでゲーム事業にも携わる。副業で携わった医療系サービスを展開し、がん患者と専門医療をつなげるAIマッチングシステムを開発。2020年、SI事業部の部長としてバレットグループに入社。2025年1月に執行役員に就任。現在はシステムデベロップメントカンパニーにて60名超のエンジニア組織のマネジメントに取り組みながら、自身もエンジニアとして稼働中。

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「医療の壁」に挑んだ経験を糧に
バレットグループで見つけた第二の使命

バレットグループに入社される前のキャリアについて教えてください。

私はこれまで、Webデザインやゲーム開発、また組織マネジメントなどさまざまな仕事に従事してきました。キャリアの中で特に注力していたのは「がん患者と専門医療を繋げるサービス」です。

私の故郷は宮城県石巻市という、東日本大震災で大きな被害を受け、病院さえも津波で流された地域です。そこで、がん治療中の家族が生活もままならない中で新たに医師を探すことの大変さを痛感したんです。その経験から、2017年、がん患者さんと全国の医療機関をインターネットで繋ぐサービスの立ち上げに参画することにしました。しかし、患者さんへの理解を促すアプローチが不足しており、一部の方から「寿命を盾にして商売するのか」と厳しいお言葉をいただくことも……。社会課題解決のために奔走していたのに誤解を受ける結果となり、私にとって非常に悔しい経験となりました。

その後、体調を崩して大きな手術からのリハビリ期間中、自分を見つめ直す時間を取った後、前職の上司の縁でバレットグループの人事最高責任者 後藤と話をしました。そこで私が目指す働き方や実現したい未来を共有したところ、リハビリしながら自分のペースで勤務できる環境を用意していただけました。

私に託されたのは、システムインテグレーション(以下、SI)部門の立ち上げでした。引き続き、社会に貢献できるシステムを作りたいと考えていた私にとっては、理想的な仕事。自身の経験をもとに、どう社会に貢献するのか、どうアプローチしていくのか。そこにしっかりと向き合いながら開発に携われるのではないかと考え、入社を決めました。

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OEM開発から人工知能研究まで事業を拡大
60名超のエンジニア組織、基盤固めにも全力

バレットグループでのキャリアパスを詳しく教えてください。

バレットグループには2020年11月に入社し、SI事業部の部長としてキャリアをスタートしました。最初は部長の自分を含めても3名でしたが徐々に組織を拡大し、2年目には20名ほどに。そして3年目、事業部が軌道に乗ったタイミングで、縁あって広島県江田島市に開発ラボを設置。このラボは、現在も事業部内で活躍してくれています。そこから責任者を引き継ぎ、私はOEM事業に注力するために2023年1月からOEM事業部の部長として、主にトラッキングシステムの提供を推進しました。現在では、NTTドコモ様の「ドコモアフィリエイトサービス」や、CCCグループ様へASPサービスを提供するなど、着実に実績を積み上げています。

また2年前には「AI透析」という、透析治療中の患者さんが24時間365日いつでもAIに相談し、医療知見のあるフィードバックをもらえるサービスを開発しました。これをきっかけに可能性を感じ、現在はAIに特化したR&D(研究開発)部門の責任者も兼務しています。

さらに2024年後半には、HRD(ヒューマンリソースデベロップメント)事業部を立ち上げ、その責任者となりました。現在は、約60名以上のエンジニアの教育や人材育成を統括しています。人事評価のルールなどが明確化され、徐々に組織がうまく回り始めているのを感じます。

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「人を育てられる人」を育成する組織づくり
個々の職能に合わせた成長支援を目指す

HRD事業部が目指す、人材育成の方向性について教えてください。

当社には「人を育てられる人を育てる」という理念があります。 では、人を育てられる人とはどんな人材なのか。例えば、リモート環境では、副次的な学習機会が失われがちです。出社していた頃は、同僚が上司から指導を受けているのを間接的に見て「やってはいけないこと」を学ぶことができました。しかし、リモートが主流となった現在ではそうした機会が激減しています。それを理解して、自身のミスや学びを可視化し周囲に伝えられる人が、この新しいリモート環境下で「人を育てられる人」なのではないかと考えます。

こうした人材を育てるには、気兼ねなく声を挙げられる心理的安全性が必要不可欠です。そのために、例えば「部活動」としてゲーム部を立ち上げ、メンバー同士が気軽にコミュニケーションできる環境を作っています。また、アニメや漫画について語る会など、さまざまな共通の話題を作る機会も設けています。もともと、当社は社内の人間関係の距離が近いんです。飲み会が多く、仕事が終わったら自然と集まるような文化があります。代表やカンパニープレジデントも頻繁に参加するので、上層部との距離も近いですね。

一人ひとりの発言がしっかり反映されることを示すために、個人面談で出た意見はセンシティブな部分を考慮し、精査した上で上層部にも共有。多数の社員が関わる社内イベントなどは、なるべく多くの人の考えを聞いて方針を決定するよう心がけています。

組織マネジメントで意識していることはありますか?

エンジニア一人ひとりと向き合うことです。ひとことで「エンジニア」と言っても、得意とする言語や、その担当領域は違います。また、組織にはカスタマーサポートやデザイナー、プロジェクトマネージャー、ディレクターなども所属しています。なので、一人ひとりの職能に向き合った会話を心がけています。

当社では年に2回以上面談を実施し、目標設定だけでなく「達成した先に何を目指すのか」というキャリアビジョンを考える機会を作っています。例えば、SESとして外部で経験を積んでいる社員が、将来的に社内サービスの開発に携わるキャリアパスを描くなど、エンジニアの希望に応じた成長戦略の立案をサポートしています。

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バレットグループの強みは、社内外のさまざまな開発環境で経験を積める点にあります。外部へのSES派遣を通じて多様なプロジェクトに携わる機会もあれば、社内開発やOEM提供など、自社サービスの開発にも挑戦できます。そして私は、エンジニアから執行役員へと新たなキャリアパスを歩む機会をいただきました。 「エンジニアはリーダーで終わり」ではなく、新たな挑戦の道が開かれている会社です。エンジニア業務だけでなく、新たな知見を吸収したい。マネジメントや組織づくりに挑戦したい。そんな向上心をお持ちの方には、ぜひバレットグループの門を叩いていただきたいと思います。

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